『出雲大社へ参拝に行こう!』
と、思って“正しい参拝方法”や“参拝のルート”についてネットで調べていると
稲佐の浜 読み方は(いなさのはま)
行かないともったいない!?稲佐の浜という場所と出雲大社の深い関わりについて、神話や歴史を紐解いて、その魅力に迫ります。
アクセス方法など詳細もご紹介していきます。
稲佐の浜の見どころ
稲佐の浜、というだけあって夏には海水浴場になる浜辺では、サーフィンを楽しんでいる人の姿なども見られます。
その浜辺(波打ち際)に、どっしりとたたずむ島が一つ。
こちらが今回お目当ての弁天島です。
稲佐の浜の御祭神
豊玉毘古命 とよたまひこのみこと
海を司る神様です。
稲佐の浜は昔(昭和60年ごろまで)、海が今よりもっと深く、弁天島は波の中にありました。
近年は弁天島まで歩いて行くことができるほど波が引いています。
稲佐の浜のご利益
こちらの弁天島参拝のご利益は
- 航海の安全
- 豊漁
- 家内安全
- 病気平癒
- 学業成就
- 安産祈願
など。
安産や子宝のパワースポットとして、参拝者に女性も多いです。
全国の神々が上陸する!?
一般的には10月のことを神が無い月と書いて【神無月】と言いますが
(全国の神々が出雲にお出かけになり留守になってしまうので、神がいない月となります)
逆に、出雲の地方だけはこの10月が【神在月】となります。
稲佐の浜は全国から集まってきた八百万の神様たちが最初に降り立つ場所。
稲佐の浜では、神々をお迎えする神迎神事が旧暦の10月10日行われます。
神々が出雲大社を目指して、先ずこちらの稲佐の浜へ上陸する場所であるとして神聖なパワースポットにもなっています。
稲佐の浜の砂がお守りに!?
稲佐の浜では、なにやら浜の砂をせっせとビニール袋などに入れている方の姿が見られます。
出雲大社ではスサノオのご利益が詰まった砂をいただくことができるのですが
その砂をいただく為には、ここ、稲佐の浜の砂が必要なのです。
さらに、稲佐の浜は古事記や神話の中でも代表的な出来事があった場所でもあるんです。
稲佐の浜の神話について
〜稲佐の浜に伝わる神話〜
出雲大社の御祭神オオクニヌシが、アマテラスオオミカミに自分が造った国を譲ることになります。
オオクニヌシの国譲りの神話については、こちらの記事にわかりやすく書いています。
出雲大社 参拝前に知っておきたい神話(国譲り物語)
たいそうな時間をかけて緑豊かで黄金に輝く国を造り上げたオオクニヌシは、戦争をすることもなく、話し合いだけで国を譲ってしまう!というエピソードなのですが
この話し合いが行われたという場所が、稲佐の浜の近くにある屏風岩です。
稲佐の浜へのアクセス
稲佐の浜 基本情報
住所:出雲市大社町杵築北稲佐
電話:0853-53-2112(出雲観光協会)
稲佐の浜への行き方 主要な3つをご紹介します。
バスで行く
稲佐の浜へバスでの行き方です。
JR出雲市駅より(乗車時間約40分)日御碕線
[JR出雲市駅 ①番のりば]発→[稲佐の浜入り口]下車
※バスの本数は少ないので、ご注意ください
タクシーで行く
JR出雲市駅からタクシーを使って稲佐の浜まで向かうと10.2キロほどの距離。
移動の所要時間は約20分〜
※グーグルマップ参照
車で行く
マイカーやレンタカーなどで向かう場合、稲佐の浜に無料駐車場があるので停められます。
稲佐の浜周辺の駐車場位置をご確認ください↓
徒歩で行く
稲佐の浜と出雲大社は徒歩でも歩ける距離です。
出雲大社から稲佐の浜までの距離はおよそ1.5キロ
稲佐の浜までの徒歩ルートはこちらです。
※グーグルマップ参照
稲佐の浜について 思うこと・・
私は出雲大社の参拝をした際、レンタカーを使って移動していたので
旅行中に何度か稲佐の浜の前を車で通ることがありました。
弁天島の神様への参拝や浜の砂をいただく為に私が立ち寄ったのは、青空が広がる午前中だったんですが、
夕刻のころには稲佐の浜を照らす夕日を眺めることができて、まさに最高のロケーション!
稲佐の浜は日本の渚100選にも選ばれている場所です。
昼間も夕暮れも、どちらの時間帯でも神様が宿る聖地は感動的でした。
また、稲佐の浜の近くには徒歩圏内に出雲大社の境外摂社(末社)があります。
下の宮(出雲大社の末社)
御祭神:天照大御神
上宮(出雲大社の摂社)
神在月に全国から集まった神々の会議場となる場所
大歳社(出雲大社の摂社)
御祭神:素戔嗚尊の御子神(オオトシノカミ)
記事中でもお伝えしてした、オオクニヌシが国譲りの話し合いをした岩もすべて近くにあり
稲佐の浜からスタートして、全部をゆっくり巡って所要時間は30分〜40分くらいでした。
摂社、末社は鳥居がちゃんと出雲大社(オオクニヌシ)に方角を合わせて建てられてるみたいな気が・・
この様に、行ってみないとわからないこと、感じられないこともたくさんあり
出雲大社への参拝と共に、稲佐の浜やその付近の探索も、神話を巡る旅におすすめです。
お気をつけて行ってきてください!
この記事は
看護師のための情報サイト『看護のお仕事~ナースときどき女子~』内でご紹介いただきました。
(看護師さん必見!足を運んでみたいおでかけ特集)
日本各地の(隠れ!?)名スポットが紹介されていてワクワクです( *´艸`)