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ぼくの地球を守って あらすじ~vol.12~ ときどき感想

ぼくの地球を守って5巻 エンタメ
この記事は
都市伝説系のお話しがお好きならばきっとハマる名作漫画【ぼくの地球を守って】のストーリーの書き起こしです。漫画の世界観を(なるべく)壊さず辿る、浸れる読み物になるよう綴っています。
なな
なな

ぼく地球をまだ1度も読んだことがない方、ネタバレNGな場合におかれましては一刻も早くこの記事を離れて、【ぼくの地球を守って】正規の単行本をぜひともご覧ください!

この記事は、↓vol.11からの続きとなります。

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ぼくの地球を守って あらすじ(ネタバレあり)~vol.12~

みんな未来へ還るの
幾度も転生を繰り返して
回帰しながら未来へ還っていく
流れ続ける時の中で
人は自分だけの約束の地を見つけることができるのだろうか

ぼくの地球を守って第五巻表紙

僕の地球を守って5

一刻も早く

春彦は目が覚めた瞬間飛び起きた。

僕は京都に向かっていたはずなのに…ここ…

「あら、目が覚めたのね。通りすがりの人が救急車を呼んでくれてね…」

ひどくのんきな喋り方(に感じる)の看護婦の姿に「ここが病院だ」ということを脳が認識するよりも早く、春彦は彼女の言葉をどうでもいいとばかりに遮った

「今何時ですか!?」

とにかく時間の経過が気になった。

…急がなければならない。
田村さんに危険が迫っている。

病院に運び込まれて、春彦が意識を取り戻すまで5時間経っていた。

もうすでに…何かよからぬことが起きてしまっている可能性に胸が押しつぶされそうになりながら春彦は立ち上がった。

東京から京都までの距離
瞬間移動を繰り返し、倒れた身体が回復しているわけではない。

春彦は、はやる気持ちが抑えられず、看護婦の隙をついて病院から抜け出した。

「あと2回…」

早く行かなければ…

京都へ…

ESP持ち同士の戦闘の末路

お寺
ー 蓮明寺境内 ー

春彦の願いも虚しく、Sと田村は戦闘状態にあった。

春彦からの勇気の手紙を受け取り、彼らの現在に起きているしがらみの原因を知ってしまった田村に対して、Sは

ヤツ春彦には秘密を漏らした制裁を加えなければならない」と激怒した。

今、目の前にいる田村に至っては目障りな存在でしかない。

Sから容赦のないESPによる脅しと本気で向けられる殺意は、田村にとって[以前の様にあばらを折られるだけでは済みそうにない]と察するにたやすかった。

が、
今回は未来路がいる。

得体の知れないSとやり合うために
得体の知れないESP持ちの未来路がいてくれる。

巻き込んでしまって申し訳ない気持ちもあるが、田村にとって未来路はこの時、自分の命を繋ぐ頼みの綱だった。

「俺、やってみますわ…」

未来路は、自分の持つ力を初めて【人を攻撃する】目的で使うことを決意した。
相手は子供である、抵抗がないわけではない。
なんの因果か引き合わされたSの危険な力の使い方と、やり方の残忍さに、ESPを持って生まれた己れの使命感の様なモノに動かされた。

様子を伺いながら…
SがしかけてくるESPによる斬撃を受け耐えながら…

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Sから放たれるマイナスの磁力は、込められる激情に比例して凄まじく、これが初戦となる未来路に敵う相手ではないとダメかと思ったその瞬間

間一髪で田村と未来路を守る様に、春彦が現れた。

Sは身震いして歓喜した。

【この場で春彦に制裁を…!!】

Sの攻撃の矛先は完全に春彦に向けられた。

春彦は自分の命を惜しむことはなかったが、今死ぬわけには行かない理由を持っていた。

まだ、伝えていない
僕が死んでも、紫苑は救われない…

その
あまりに一方的で、悲惨な戦いを収束させたのは未来路だった。

ー ありったけのESPの解放 ー

ブチギレて放った未来路の力に咄嗟に反応し、さらに巨大な力を放ったSの異質な力同士が衝突した時、大爆発と共に寺の本堂は一気に業火に包まれた。

互いの力は質が違うが故に
ぶつかり合った瞬間跳ね還り、自身の力を自らが受けることとなった。

未来路は軽傷

Sは全身裂傷の重症を負いながらも、命を削る瞬間移動で東京に逃げ戻り、車に轢かれたというテイで病院に担ぎ込まれた。

ケダモノの記憶

「死ぬかもしれない」
「死ぬのはイヤダ!!」

幼い紫苑は、ただひたすらに
今を生き残るために走る。

戦火の海の中で、生き抜くことしか考えられなかった。
家族の愛を教えてくれる余裕のある人もいなければ、自分の将来を考える余裕も当然無かった。

紫苑のムーンドリーム 夜の小屋

「誰だ!!!!!」

紫苑が逃げ込んだ小屋の中にいた傭兵に銃を突きつけられた。

子供だって容赦はしない
ここにいる奴らはケダモノ

紫苑の心の叫び

幼い紫苑は、ただひたすらに
生きるためだけに必死だった

銃を向けてくる傭兵にESPを放ち
初めて人を…

自分が
ケダモノだと
悟った夜

幼い紫苑は
罪を咎められない代償に
ESPが認められ、国に仕える将来を強制的に与えられた。


ー 病院 ー

なんで輪くんばっかり…

入院する輪を見舞ったありすは、静かに眠る輪の傷の多さにいたたまれなくなった。

輪の母親は、心を許したありすに今の輪に対して思うことをポツリポツリと打ち明ける。

どんなに側にいても”淋しがる”こと

テストの点数を落とす様にわざと答えを間違えていること

夢でうなされても「大丈夫」としか言わないこと

そして
言いづらそうに「まるで別人みたい」

ー 自分の子供じゃないみたい ー と吐露した。

ありすは、その全てに心当たりがあったが何も話すことができなかった。

輪くんは、あたしのせいで覚醒したーーー

そのせいで苦しんでる
おばさんも苦しんでる

もし自分が木蓮として覚醒したとしたら…?
木蓮としての自覚が強まってしまうのだろうか。

もしそうなったとしたら…?
坂口ありすは…どこへ行ってしまうのだろうか。

ここまでのお話は
ぼくの地球を守って(文庫版)第五巻より、お伝えしています。

ぼくの地球を守って 感想と思うこと

漫画ながらに
フィクションながらに
最近ぼく地球ワールドにどっぷり浸りすぎてしまって、登場人物全員がどうが幸せになりますようにと願わずにはいられません。

特に紫苑。
彼の生い立ちを深ぼると、幼い頃から色々拗れていて
(T ^ T)胸が痛いです…

つづきは

ぼくの地球を守って あらすじ~vol.13~ ときどき感想

紫苑の幼年期から青年期にかけてのお話です!

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七色便り綴り人
なな

北海道生まれ、田舎育ち、東京暮らしを経て現在長野在住
気の向くままに
明日もしかしたら誰かの役にたつかもしれないことを
色々綴っています。

特にスピリチュアルな人間ではなけど、神社を好みます。
(お手伝い程度、巫女経験あり)
神様と対話ができる方を羨ましく思う今日この頃。

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