神社で授かってきたお札。枚数が増えて神棚への並べ方に迷っていませんか?
気付けばお札が4枚以上に!さてどうしましょう?
調べてみることにします!
神様の『格』順に沿ったお祀り作法を図解でわかりやすく解説します。
神棚 お札の並べ方 疑問あれこれ
神様に失礼の無いように
そして、気持ちよくお迎えして我が家をお守りいただけるように
神棚へどう並べたらいいものか?と疑問がたくさん出てきましたね。
が、お答えしていくその前に!
大切な事なのでお伝えしておきます。
神様のお札を数える時は「お札、1枚2枚3枚」とは数えません。
正しくは「お札、1体2体3体」という数え方をします。
神社でお札を受けようと思ったら言い方は「1枚ください!」よりも
「1体お授けいただけますか」「1体授与お願いします」がとても丁寧です。
お札の並べ方に失礼なないか?を気にされているあなたに
ちょっと余談でしたが、数え方についての作法もお伝えできて良かったです。
さて、話を元に戻します。
神棚とは、お札を祀る場所のことを指しますが
そのお札を納めるものを宮形といいます。
三社造りや
などが多く、並べられるのは最高でも三体までなのか?と思われる方も多いのですが、そうではありません。
神棚にお札がたくさんあってもいい?
お札が増える、ということはおうちをお守りいただく神様が増えるということでもあり
ご縁のあった神様に出会うことができたと考えて良いと思います。
お札の置き方、ルールを知ればどれだけお札が増えようとも失礼なことにはなりません。
三社造りの宮形や一社造りの宮形、洋間にも合うデザインの神棚、フラットデザインなど、どんな神棚であってもお札の並べ方作法は一緒です。
神棚 お札の並べ方 4枚以上の置き方とは
それでは、神様の『格』と並べ方の基本についてお伝えしていきます。
お札の『格』順による納め場所を知る
お札には格があります。
自分にとって優先であるのはどの神様なのかというイメージです。
これさえわかっていれば、神棚に並べる順番に困ることは無くなります。
まず、あなたにとって一番格の高いお札は
神宮大麻(天照皇大神宮)です。
日本人の総氏神である伊勢神宮の神宮大麻が最上位となります。
二番目は
氏神様のお札です。
あなたの住まい、土地をお守りくださる氏神神社のお札です。
三番目は
崇敬神社のお札です。
ご縁があって訪れた神社や、ご利益を求めて参拝した神社のお札です。
真ん中:神宮大麻(天照皇大神宮)
向かって右:氏神さまのお札
向かって左:崇敬神社のお札
手前から:神宮大麻
その後ろ:氏神さまのお札
その後ろ:崇敬神社のお札
格の順番で重ねていきます。
宮形が無い場合でも、お祀りの位置や重ね方は一緒です。
お札が四体以上の場合
多くの場合が、崇敬神社のお札が増えているのではないでしょうか?
ご自身でご利益を求めて参拝したり、もしかするとお土産で頂いたなんてこともあるかもしれません。
その場合はこの様に神棚に祀ります。
崇敬神社のお札の後ろに重ねてお祀りしましょう。
(一社造りの宮形でも同様に崇敬神社の後ろに重ねてお祀りします。)
伊勢神宮の内宮、外宮のお札がある場合
伊勢神宮には内宮と外宮があり、共に参拝されることが良いとされています。
内宮(天照皇大神宮)と外宮のお札(豊受大神宮)がある場合はこの様に神棚に祀ります。
内宮の神宮大麻(天照皇大神宮)の後ろに外宮の豊受大神宮を重ねてお祀りします。
三社造りの場合は中央に重ねます。
1社造りの場合は、一番手前に内宮の神宮大麻(天照皇大神宮)、次に外宮の豊受大神宮、氏神神社、崇敬神社の順で重ねてお祀りしましょう。
大きくて納まりきらないお札がある場合
神棚に納まりきらないほど大きなお札を授かった場合は宮形の横に並べてお祀りします。
宮形に納まりきらないほど数が増えた場合なども同様に、横に丁寧に並べて祀れば大丈夫です。
神棚 お札の並べ方 最後に・・
なんだか自宅がパワースポットになったみたい!
お札を神棚にお祀りするということは、ご自身やご家族をお守りいただく神様をおうちにお迎えするということです。
お札を祀る際の作法と共に、神棚を清潔にすることや、日頃の感謝をお伝えすること。
神様にも気持ちよくお過ごしいただく心がけをすると、より一層お守りのご加護が強くなる、そんな気がします。