出雲大社まで参拝に行くのなら、周辺のパワースポットも見逃すことなかれ!
出雲大社周辺のパワースポット
出雲大社には境内や境外に摂社、末社が複数あります。
全部行くことは難しくても、境外摂社である命主社は比較的出雲大社から近く、神秘的でありながら力強さを感じることのできる摂社でおススメなのでご紹介します。
命主社 読み方は いのちぬしのやしろ
神魂伊能知奴志神社 かみむすびいのちぬしのかみのやしろ
2つの名前があります。
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
古事記や神話で言う所の天地開闢、世界のはじまり、宇宙が誕生したときに登場した一柱です(神様は“柱”と数えます。)
誰もが知っているであろう有名で偉大な太陽神、天照大御神よりもずっと古くからいらっしゃる神様ということになります。
なぜに出雲の国、出雲大社の摂社に祀られているのかというと・・
出雲大社の御祭神であるオオクニヌシの命を救っている神様であり、国造りを護り続けた神様であるとのことです。
ご存じない方は、こちらの記事
出雲大社 参拝前に知っておきたい神話(オオクニヌシ物語)
をご覧いただくとわかりやすいかと思いますが
出雲大社の御祭神であるオオクニヌシは兄神達にやっかまれて、実は2度も命を落としています。
その度に、この神皇産霊神がオオクニヌシを復活させているのです。
出雲大社の御祭神を助けた神様なら、一緒に参拝するのが良さそう!という気になってきますね。
命主社に出雲大社の御神木が?
実際に足を運んでみると、住宅地を進み、急に現れる感じなので「こんなところにパワースポットが?」と思うかもしれません。
お社の敷地は狭いですし、普通神社にあるはずの鳥居もありません。
ただし、鳥居が無いと言っても、物凄い御神木がお社の前に佇んでいます。
命主社のご利益について
島根の名樹や天然記念物に指定されているムクノキです。
日本名木100選にも選ばれているこちらのムクノキは、樹齢1000年を越えています。
何だか物凄い躍動感みたいなものも感じるムクノキです。
実はこのムクノキが命主社をパワースポットたらしめる存在だったりもするようで、今にも歩き出しそうに根が張り出している姿を「粘り(根張り)」と捉えて、勝負運や病魔退散のご利益があるとも言われています。
地元の方から愛される命主社
その方の参拝が終わるまで、控えめに見ていると・・
地元の方は丁寧に命主社に参拝し終えた後に、お社の後ろに行かれました。
と、興味がふつふつと湧き・・
出雲大社の参拝の作法通り、二礼四拍手一礼でお参りをした後、私も地元の方にならって命主社のお社の後ろに回り込んでみました。
するとそこには、遺跡?の様なものがあり、地元の方はそちらにも手を合わせていらっしゃいました。
後々調べてわかったんですが、こちらの遺跡は真名井遺跡と呼ばれる場所で、歴史的な大発見があった場所とのことでした。
重要文化財とされている、銅戈と硬玉製勾玉がここから見つかったのです。
銅戈は北九州の産物。
硬玉製勾玉は新潟県糸魚川産の産物。
神話ロマン( *´艸`)
地元の方の後を追っていなければ、命主社の背後に貴重な遺跡があったことは気付くことができませんでした。
命主社に参拝される際は、お社の右手側から背後に周って遺跡を見てみて下さいね!
命主社 ムクノキの場所
命主社 基本情報
住所:出雲市大社町杵築東
電話番号:0853-53-3100(出雲大社社務所)
命主社へのアクセス 出雲大社銅の鳥居から歩いて4分ほど
↑出雲大社から命主社まで場所をご確認ください。
そんなに離れていませんが境外末社になるため出雲大社を出てから東の方向へ進んで行くと左手側にあります。
お時間がある場合はぜひ訪れてみて下さいね!