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お中元とは なぜ送る?誰にあげる? 日本の常識心得てますか?

お中元とは 風物詩

日本には、夏のギフトとして【お中元】がありますね。

疑問の声
疑問の声
お中元って、そもそもどういった意味で送るものなんですか?
疑問の声
疑問の声
誰にあげるもんだ!という決まりはあるの?
なな
なな
子供の頃どなたかから送られてきて、中身がお菓子やジュースだと嬉しかった記憶はあります。
大人になった今、一般常識としてお中元を知らないって恥ずかしくなってきました(汗)
お中元について調べてみることにします!
この記事では
日本に根付く夏の贈り物、お中元について。
お中元の持つ意味や、何のために送るのか。
また誰にあげるべきものなのか?基本的な考え方、ルールをわかりやすくお伝えしていきます。
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お中元とは?

お中元は夏の風習で、『お世話になった人に感謝を込めて贈り物を送る』という日本の伝統の風習のひとつです。

これって一体いつから始まったのでしょうか?

お中元の起源

夏の風習『お中元』とは、元をを辿ると中国の祭日である“三元”の中の一つです。

なな
なな
“三元”って?

三元とは、1年間を3つに分けた(上元、中元、下元)相称のことです。

上元 旧暦1月15日
中元 旧暦7月15日
下元 旧暦10月15日

道教の祭日とされ、それぞれ行事が行われていました。

お中元の語源

中国でいうところの三元の中の一つ、“中元”が日本に伝わりました。

なな
なな
中国から入ってきた中元、日本でもそのまま「お中元」って呼ばれてますね。

中国で行われる中元は“罪を償う”という意味のお祭りが行われており、日本で行われるお中元とは違った意味合いです。
中元は、中国では罪を許してくださる神様の誕生日として一日中火を焚いて、お供え物をしたり、お祝いをする盛大な行事が行われていました。

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お中元はなぜ送るの?

日本におけるお中元の歴史は
日本に先にあった先祖の霊を供養する“お盆”と時期が重なることから徐々に混同されていきました。

お盆には先祖の霊に食べ物や飲み物をお供えします。
そして、7月15日にお供え物を親族やご近所さん、知人にお盆のお礼として贈りました。

江戸時代には一般の贈答行事となっていき
この風習が、現在では『お世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈り物をする』という夏のギフトという形で定着しています。

なな
なな
そんなに昔から続いている伝統のある行事だったんですね!

お中元は誰にあげるもの?

お中元を贈るのは
日頃からお世話になっていて感謝をしている人に対してです。

  • 両親
  • 義両親
  • 親戚
  • 会社の上司
  • 取引先の企業
  • 習い事の先生
  • 恩師とする人
  • 友人

など、多岐にわたります。
(目上の方にお渡しすることが多いです。)

日頃から感謝を申し伝えたい方へ、夏のお中元で気持ちをお伝えするというコミュニケーションの一環にもなっています。

注意が必要なのは、お中元、贈答品を受け取らないとしている人や企業があること。
感謝の気持ちでお中元を贈りたい意向を先に先方に確認し、失礼の無いようにしたいところです。

なな
なな
感謝してる人へ
お中元をお渡しするかしないかも、気配りや心配りが大事ですね!

お中元の常識について 一度あげたらやめられない?

1年の内に、感謝の気持ちを込めてギフトを贈るタイミングがもう一つあります。
それは年の暮れに贈る【お歳暮】

お中元もお歳暮も『お世話になった方への感謝をお伝えする』という風習で
基本的には、お中元をお渡しした相手にはお歳暮もお渡しするという一般的な考え方があります。
(どちらか一方を渡すのであれば、年末のお歳暮に絞るというのがマナーです)

また、感謝は1度伝えればおしまいではなく、一度お中元をお渡しした相手は毎年続けてお中元をお渡しし、感謝をお伝えすることが前提となります。

なな
なな
えっ!毎年?ずーっと??

その為、お中元をお渡しする方は
末永く付き合いのある方、ご縁の続く方、また受け取る相手の負担やご迷惑の無いようにも配慮が必要で、本当にお中元を贈りたい相手かどうかをしっかり考える必要があります。
(一時のお礼を差し上げたいという場合は、のしに“御礼”と書いてお渡しするのがベター)

なな
なな
渡し続ける自分にとっても、受け取りのお相手にとっても負荷の無いように、本当に「ありがとう」をお伝えしたい方に贈る必要がありますね。

日頃からの感謝をお伝えする【お中元】という夏の風習。
大切なあの人を喜ばせるギフトをご用意して「ありがとう」を伝えましょう!

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七色便り綴り人
なな

北海道生まれ、田舎育ち、東京暮らしを経て現在長野在住
気の向くままに
明日もしかしたら誰かの役にたつかもしれないことを
色々綴っています。

特にスピリチュアルな人間ではなけど、神社を好みます。
(お手伝い程度、巫女経験あり)
神様と対話ができる方を羨ましく思う今日この頃。

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