フルマラソンの出場を決めた初心者ランナーさんが、レースを前にして思うことと言えば・・
フルマラソン大会当日に必要なものを全部を網羅して教えてほしい!
大会当日に一体何を持っていけばいいのか、荷造りにお困りの初心者ランナーさんに向けて
走行中に携帯して走るもの、もし雨が降った場合に必要なもの、マラソンの後にあると良いものを完全網羅してお伝えしていきます。
フルマラソンの持ち物リストってなんだろう?
ここでは、大会経験者さんのお話や、スポーツ用品店の専門家さんに伺ったお話を元に、フルマラソンに出場するとき必要になる持ち物を一つ一つ確認していきたいと思います。
(初心者の域を脱していませんw)
私の話を先にお伝えすると、初心者でありながらあまりトレーニングせず・・
少々破天荒な出場の仕方をしたため・・(完走は果たしました。)
私自身の荷造りだけをお伝えしてもあまり参考にならないカナと思いまして、きちんとマラソン歴の長い方のお話を伺ったり、調べたりしました。
その中で、きっと
「私にはこれは必要ないかもしれないな」ですとか
「もっと持っていきたいな」というものも出てくると思います。
今回ご紹介するものが初心者ランナーさん全ての方に絶対当てはまるというわけではないと思いますが、参考になることがあれば嬉しいです。
また、記事の最後にPDFで荷造りチェック表を付けておきますので、印刷してお使いいただけると忘れ物なくでかけられると思います。
ぜひご利用ください。
まずは、大会出場にあたって必要な持ち物からどうぞ。
フルマラソン 大会参加案内
受付ハガキなどがある場合は必須です!
忘れると最悪大会に出場できなくなる場合もあります。お気をつけください。
保険証
本当に万が一なのですが、体調を崩したり、怪我をしたり、病院にかかることが絶対に無いとも言い切れません。
特に初めてフルマラソンに挑戦する場合は、長時間の持久走を続けることにより自分の体がどう変化するのかまだわかっていない方が多いはず。
保険証のコピーでいいので持っていきましょう。
ワセリン
練習やトレーニング段階では、実際の42.195キロのフルを走る方が少ないと思います。
一度この長期戦を経験するとわかることですが、初心者の方の場合5〜6時間(多ければもっと)腕を振り続け、足を前に出し続けることによるスキントラブルを起こすことがあります。(擦れすぎて出血するなんてことも!)
皮膚の擦れによる痛みのストレスを軽減してくれるワセリンを、大会当日、走る前に気になるところに事前に塗ることをおすすめします。
ワセリンのベタつきが苦手な方には、スポーツ摩擦皮膚保護クリームがさらっとした使い心地だと長年の経験者さんが教えてくれました。
足の指・かかと・脇・ひじ・また・肩などです。
念入りに擦り込んでおきましょう。
日焼け止め
長時間、陽の下に肌をさらけ出し続ける皮膚への日焼けダメージを考えると日焼け止めは必須です。
大会中に足を止めたく無いランナーさんや、途中で塗り直しの手間を省きたいランナーさんは、スポーツ時の汗に負けない、防水タイプをチョイスしましょう。
アスリートエックス スポーツ日焼け止め
ニップレス(男性の場合)
男性のランナーさんは、レース当日、走る前の準備としてニップレスを貼ります。
乳首がアンダーシャツと擦れて痛みを起こすストレスを初めから無くしておきましょう。
ゼッケン留め
こちらは絶対に必須ではありませんが、ゼッケンを留める際に安全ピンを使うことが不安な方にオススメのゼッケン留めです。
ゼッケンを付けて走ることは必須なので、あると便利で安心です。
お金
大会当日、ご家族、ご友人など、荷物を預かってくれる方がいない場合は
荷物預かり所に預けるか(大会によって預かってくれる荷物はそれぞれ)肌身離さず持って走ることになります。
レース中にお金を使う場面はありませんが、セキュリティ的に・・。
お財布は小さめで、中身も最小限の金額にしましょう。
行き帰りの交通費、軽食代程度を参考に持って行くと良いと思います。
キャッシュレス化がすすんでいるので、現金少々とカードなど
持てる範囲の最小限で、持って走る方が多い様です。
スマートフォン
レース中に持って走るか、置いていくかは自由です。
(ただし、こちらもセキュリティ的に持って走った方が安心という声が圧倒的に多いです)
レースの風景を撮影したり、一緒に走っている仲間がいるなら連絡を取り合ったり
ゴール直後に記念撮影をしたい方も多いと思います。
持って走るのであれば、アームベルトで片腕につけて走ると片方だけ重くて苦痛だったという経験者のお話がありました。
長距離を走る時、少しでも負担は少ない方が良いので、レース中に持つのであればウエストポーチかリュックが良いでしょう。
ここまでは、フルマラソンのレース前に必要な持ち物、レース中に持って走るかは本人の判断に任せる持ち物をご紹介してきました。
次は、フルマラソンのレース中に必ず身につけて走るもの、持って走るものをお伝えしていきます!
フルマラソンに携帯するもの
ランニングウエア
程よい着圧で筋肉の動きに無駄をなくしてくれる機能があるもの
筋肉サポートしてくれる機能があるもの
膝など、関節サポートしてくれる機能があるもの
汗の吸収、速乾に優れたもの
防寒対策ができるもの
UVカット機能付きで日焼け防止できるものなど
スポーツウエアには機能がいっぱい!
長距離を走り抜く肉体をサポートし続けるウエア選びはもうお済みですか?
実はウエアに関しては、走る季節や出場する大会、そして何より個人差があるので
「これが絶対良いよ!」と言い切れない部分が多いです。
(経験豊富なランナーさんも、その経験により自分に合っているウエアを失敗から改善して見つけていったと話してました。)
ある程度、練習の段階から本番さながらのウエアでトレーニングをされることをお勧めします。
アンダーシャツ+Tシャツ /(女性の場合は)スポーツブラ
これは私の場合ではあるのですが、ウエアのアンダーにはCW-Xをチョイスしていました。
ロングタイツ+ショートパンツ
長距離を走る場合、ボトムスは長ズボンのタイプを選ぶよりも圧倒的に
ロングタイツ+ショートパンツ
または
ロングタイツ+ハーフパンツの組み合わせがお勧めです。
足元の軽さと動きやすさ的に、これは想像つきやすいと思いますがその通りです。
私が選んでいたのは、ロングタイツはやはりCW-Xです。
スポーツタイツは特にそうなんですが、マラソンの主要となる脚をサポートしてくれるものです。
色々見てみると値段もピンキリなので、
「なんでこんなに高いのかな?安いのでいいや!」と安易に価格だけで考えず、必ずその機能を確認してください。
そして、アンダーウエアに大切なのはサイズ感です。
サイズもご自身にあったサイズを選び、しっかり筋肉サポートの恩恵を受けましょう!
ランニングソックス
見えないところにも気をしっかりはりめぐらせる・・これがランナーの宿命です。
靴下は、色々あるスポーツソックスの中でもフルマラソンや長距離、持久戦には5本指タイプが必須だと思います。
私の場合はなのですが、これを履いていて指先の靴擦れ(指ズレ?摩擦)を起こしたことがないのでお勧めです。
長時間、地面を蹴り続けるダメージを最小限に抑えるためにも機能性のソックスを選んでください!
手袋
これは長年の経験者さんが教えてくださったことですが、
特に冬場に、体が冷えることをいかに避けるかがフルマラソン完走の秘訣でもあるんだそうで、指先が冷えることすら避けたいんだとか。
寒い時期は保温性の高いランニンググローブをすることも大事とおっしゃっていました。
(ただ、暑くなったら取るとも言っていました。)
帽子
日差しを避けるため、熱中症を防ぐため、また女性の場合は髪をバサつかせて走るストレスを無くすためにランニングキャップがあった方が良いです。
スポーツサングラス
スポーツサングラスは、必要と思う方もいらっしゃる一方で、不要と思われる方もいらっしゃると思います。
スポーツサングラスがあると、レース時の紫外線による目のダメージを避けることができます。
目から受けた紫外線もメラニンの生成が活発になるなんて言いますし、日焼けを避けたい方や
日常生活でも眩しすぎて目が開かないのが苦痛という方は用意することをおすすめします。
そのほか、風を防いだりゴミが目に入ることを防ぐという効果もあります。
サングラスをかけない派がおっしゃる理由もお伝えしておくと
「偏光レンズのものはスマホ画面が見えない」
「目元の違和感が気になる」
「視界が少しでも遮られることが走りにくく感じる」
ということでした。
ちなみに、私はかけずに出場しました。
周りの景色や、応援してくださる沿道のみなさまのお顔がサングラス越しだと見えにくかったからです。
ご自身でお好きな方をお選びください!
ランニングシューズ
フルマラソンの当日、履くランニングシューズです。
突然ではありますが
最初のトレーニング、練習始めた時って何を履いて走っていましたか?
完全なる初心者のうちは、手持ちのスニーカーで走ったことのある方も多いのでは無いでしょうか。
なんなら、私は
「スニーカーとランニングシューズって何が違うっていうの??」
と思っていたぐらいの無知さだったのですが。
フルマラソンという長距離を攻略するためには、ランニングシューズはなくてはならない相棒です。
相棒(ランニングシューズ)がいなかったら、わたしの体、特に膝はボロボロで立ち上がることすらできないでしょうと断言できるほど靴は大切です。
良い相棒、見つけてますか?
良い相棒、用意できてますか?
当日、大会前にランニングシューズに履き替える場合は持っていくのをお忘れなく!
ゼッケン、計測チップ
当日、受付ハガキを渡してゼッケン引き換えという大会もあれば
事前に自宅にゼッケンが送られてくるという場合もあるかと思います。
特に、後者の方ですね。
ゼッケン、計測チップは絶対に忘れずに持参しましょう!
ランニングウォッチ
普段ランニングウォッチを使いながらトレーニングをしていますか?
初心者のうちは、速く走るため、好タイムを出すためにランニングウォッチを使うというよりは、レース中の足切り時間を気にするために、これ以上遅くなっちゃヤバイ!を知るためにランニングウォッチが必要だと思います。
高性能なランニングウォッチは色々あれど
私の経験では、初心者のうちは腕への負担がない様に、とにかく軽くて時間さえわかるランニングウォッチであれば十分だと思います。
ウエストポーチ or バッグ
レース中に持って走るものを入れるポーチかランニングバッグが必要です。
フルマラソンを走る際、レース中に走りながら水分補給したり、エネルギー補給したり、塩分補給したりと自分の体と相談しながら全部を自分でコントロールします。
その、補給アイテムであったり、貴重品であったり(お財布やスマホなど)持っているものを収納するバックが必要です。
できるだけ体との密着度が高いものが理想で、着用して走った時に揺れないものを選びます。
リュックの場合は、背中の汗を逃すメッシュの様なタイプのものがいいです。
大きは小さくて軽いものを選びましょう。
最初は感じなかった重さを、疲労感の末にレースの終盤になるころには鉛の様に重く感じるかもしれません。
超機能×超軽量ランニングリュック
塩飴 電解質タブレット
長時間運動で汗と共に失ってしまう栄養、電解成分を補給できる飴やタブレットです。
たかが飴、されど飴。
高価ですが、持って無いと不安になるフルマラソンという長旅の友です。
忘れてきてしまった友人、途中でヘバッてしまっているランナーさんに差し出すと
それはそれは、たいそう喜ばれます。
(※リュックいっぱいになるほど多く持っていく必要はありません!ご注意ください。)
塩熱サプリ
エネルギー補給食
ずっと動き続けて消耗した体力をすばやく回復させるエネルギー補給ゼリーです。
アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー
走りを止めることなく摂取ができる優れもの。
小さくて持ち運びしやすく、内臓に負担のかからない量なのも嬉しいポイントです。
固形のエネルギーバーなどは、口の中の水分を奪われるのが不快になる可能性が高く
消化にかかる負担を少しでも減らしたいので私は控えます。
チョコレートバーなどは、普段は甘いものが大好きな私ですが、レース最中のエネルギー補給食にしたいと思いませんでした。
(レース中はさっぱりしたレモン味やグレープフルーツ味が摂取しやすいです。)
レースが終わった後のために用意しておく分には良いと思います。
リップクリーム
気になりませんか?唇の乾き。
走り続けていると口の中も粘着質になるというか、ネバネバしてくるわ
唇はかっさかさになってくるわで
気のせいかもしれないんですけど呼吸が苦しく感じるのです。
(心拍上がってるので苦しいのは当然ですがw)
フルマラソンの時は少しでも走っている最中に気になることを減らしておいたほうが良いと、経験上感じています。
初心者の場合、特に走ることをやめたい衝動に何度も何度も襲われます。
「唇が乾燥してるのが気になりすぎて、走れなくなった」
という理由で脱落・・ということにもなり兼ねない・・(と、私は真剣に思っています。)
フルマラソン脱落の言い訳を少しでも減らすために、私はリップクリームを持って走りました。
UVカットリップクリーム
絆創膏
長時間のランニングの際、予期せぬ靴擦れを起こしてしまった場合の緊急対処法です。
絆創膏は大会の最中(走行中)に数枚持って走ります。
あまり多くを持たないで、できれば手ぶらで走るぐらいの気持ちでいきましょう!では、次に、もしも雨天だった場合どうすればいいのかの装備品を見ていきます。
フルマラソン 雨具は必要?
フルマラソン大会の日が近づいてくると、気になり始めるのがお天気です。
当日は天候に恵まれる?晴れるかな?曇りかな?
(個人的には曇りが一番走りやすいと思います。)
天候が雨だったとしても、雨天決行の大会が多いと思いますので
エントリーしたからには走りたい!
その場合の雨対策をお伝えしていきます。
ランニングポンチョ
スタート前から降っている雨に対して、雨に当たって体が冷えることを防ぐためにもポンチョが必要になります。
といっても、走っているうちに体が温まり、ポンチョが暑く感じたり煩わしく感じてくることもあるので、使い捨てタイプのものを選ぶと良いです。
折りたたんでポケットに入るコンパクトさのランニングポンチョならレースの途中で雨に降られても安心です。
手作りポンチョ
上で紹介している、ランニングポンチョですが・・
どうですか?
わざわざ買う必要なくない?って思いませんか?
雨がやんだらレース途中で捨てちゃうんだと思うと・・余計
わざわざ買う必要なくない?って思いませんか?
(私は思ってしまったんですけど・・)
ってことで、一つ提案ですがランニングポンチョを手作りしませんか?
よろしければですが、作り方を載せておきますので参考になさってください。
といっても、作り方はかなり簡単です。
用意するもの
透明タイプの45Lポリ袋(650mm×800mm)
はさみ
作り方
ポリ袋の頭と腕を通す部分にはさみを使って穴をあけるだけ、で完成です。
ポリ袋の雨具はたたんでしまえばコンパクトになるので万が一のために晴れていても持って走りましょう!では次に、レース終了後に必要となる持ち物をお伝えしていきます。
フルマラソン 終わった後に必要になるもの
やったー完走できたーーー!!
という気分を味わった直後は、これがあると良いよねという持ち物です。
スポーツタオル
フルマラソンのレース中は汗をかいてもタオルでぬぐう事を私はほとんどしませんでした。
(汗がダラダラ流れてしまう方の場合は持って走った方が良いと思いますが。)
レース後は思う存分止まらない汗をふけるので、スポーツタオルを準備しておきましょう。
汗拭きシート
レース中に拭き取らなかった汗はどこにいくかというと、蒸発して塩状態になります。
肌がざらっとザラついて、本当に白く粉を吹いた様に塩が付着しているので、汗拭きシートを使って気持ち悪い首回りや顔など、気になる部分を拭き取ります。
(女性の場合メイクしている方も多いと思いますが、レース中にメイクはほぼ崩れます。ゴール後は顔全体拭いてスッキリしちゃってください。)
冷却スプレー
初心者の方が自分の限界を超えてフルマラソンを完走したあかつきには、筋肉が悲鳴をあげていることが多いと思います。
ゴールできた嬉しさで、あまり痛みの様なものを感じないかもしれませんし
レース中に痛みをこらえて走る方もいるかもしれませんが
ふくらはぎやふとももを冷却スプレーで冷やすととっても気持ちいいですよ。
(タイツの上からスプレーして大丈夫です)
ランニングウエアを脱いだ後入れる袋
レース後は汗でドロドロのウエアから解放されたいものです。
大会の開催が自宅の近所であり、そのまま着替えず帰る場合は別ですが、着替えるタイミングがある様でしたら汚れものを入れる袋を準備しておきましょう。
お風呂セット
レース後、温泉で全身の疲労を癒せたら最高ですね。
銭湯やシャワーだけでも、汗を流せる場所があった場合には必要になるお風呂セット。
事前に大会場所の近くに温泉やスーパー銭湯など、温浴施設があるか・・調べてみては?
着替え一式
レース後はなるべくラフな着替えを持参しておくのが良いと思います。
全身の倦怠感や、筋肉疲労が出ると思いますので、これ以上体に負担のかかることがないゆるっとした着替えを準備しておきましょう。
メイク道具(女性の場合)
私の女子力の低さが問題なのか、体力の限界が問題なのか・・
私はフルマラソン後にメイクをしようとは思えなかったのですが
女性である以上身だしなみをきちんとしたい方は多いと思いますので、バッチリフルメイクまではいかなくてもメイク道具があると安心(?)です。
荷造りの際に忘れ物がない様にチェックリスト表を作っておいたので一覧をご確認ください!
フルマラソン 持ち物チェックリスト
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フルマラソン 持ち物チェックリストPDF
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笑顔で完走を目指す方への記事をご用意しました。
フルマラソン初心者が笑顔でゴールを達成したポイント【完全版】
よろしければ、ご確認ください!