七五三、おめでとうございます!
産まれた時はあんなに小さかった我が子が、ここまで無事に成長したことへの感謝と
これからの発展、子供の健康、長寿を願って神社にご祈祷へ行く七五三。
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と思われていませんか?
この記事では、七五三で神社にご祈祷をお願いする時に納める初穂料の準備
- 初穂料のお納めには封筒(のし袋)に入れる必要があるのか?
- のし袋 正しい書き方(記入例、図解)
- 初穂料のマナー
について、わかりやすく図解でご説明していきます。
七五三の初穂料にのし袋は必要?
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神社でご祈祷をお願いする際に納める初穂料は【お礼】にあたりますので
のし袋を用意してお渡ししたいところです。
ただし
例外として、のし袋が不要の神社も中にはあるようです。
特に、大きくてメジャーな神社では、のし袋で納めても袋は返却される・・・ということもあるんだとか。(現金のみで納めて名前の記帳をする、というスタイル)
かと思えば
のし袋に入れ忘れて来てしまった方のために、わざわざ初穂料を入れるための封筒を用意してくださっている神社もあるようです。
ということは・・
神社によって、のし袋が必要か不要かが異なる!のです。
あなたの行かれる神社はどちらなのか、先に問い合わせてみるのが一番いいですが
一般的というか、世間体というか
どちらにしても、のし袋を用意しておくに越したことはない、ということです。
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用意するのは、こちら!
【のし、蝶結びの水引】
が付いているものを選びます。
のし袋には色々種類があるので、お間違えのない様にご注意ください。
特に水引の部分は結び方によって意味が全く異なるものとなるため、蝶結び(リボンのかたち)を選んでください。
※注意:関西では【淡路結びの水引き】ののし袋を使用する地域が一部あるようなので、関西地方にお住まいの場合はご祈祷をお願いする神社に確認をしてみてた方がよさそうです。
この形ののし袋にも種類があり、水引の部分が立体的で本物の飾りが ついているものがありますよね。
この様なタイプののし袋の場合は、(主観ですが)多少デメリットを感じます。
・のし袋自体の金額が割高
・気軽に手に入らない(100円ショップやコンビニには売っていない)
文具店、雑貨屋さん、デパート、百貨店、一部薬局などで見かけたことがあります。
・袋を開くと中にさらに中袋があり、表側の包みと中袋に記入が必要
・お渡しした先でもある程度手間を取らせることになる
中身を確認する側の立場に立ってみると開けるのに時間のかかる包みですよね。
以上のことから、水引の印刷がされているのし袋で十分です。
印刷型ののし袋は、15枚入りのものが100円ショップで手に入りました。
だいたい、10枚〜15枚入りで100円で購入できる手軽さです。
もし記入の際に間違ったりしても、修正ペンや修正テープの使用はNGですので
これだけ枚数が入っているなら書き直しができて安心だと思います。
(もちろん、水引が立体になっているのし袋をご用意くださってもOKです!)
七五三の初穂料 のし袋(印刷型)書き方記入例【図解】
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さっそく、記入例を見ていきましょう。
のし袋(印刷型) 表面の記入
のし袋の上段中央(赤丸でかこった中)には
初穂料と縦書きで記入します。
のし袋の下段中央(青丸でかこった中)には
ご祈願をお受けになる子供の名前をフルネームで縦書きで記入します。
地域によっては子供のフルネームの左隣に子供の年齢の記入をする場合もあるようです。
(漢字で、三歳・五歳・七歳 という様に)
のし袋(印刷型) 裏面の記入
のし袋左下側(赤丸でかこった中)は初穂料の金額を漢数字、縦書きで記入します。
改ざんや間違いを防ぐために、あえて難しい漢字を使って数字を書くのです。
2→弐
3→参
4→死を連想する為、避けられる数字です
5→伍
6→無を連想する為、避けられる数字です
7→七(ごくまれに漆と書くことも)
8→八
9→苦を連想する為、避けられる数字です
10→拾
100→百
1000→仟
10000→萬
金伍仟円(五千円を包んだ場合)
金壱萬円(一万円を包んだ場合)
この様に書きます。
のし袋、金額を記入した左側(青丸でかこった中)は住所を縦書きで記入しましょう。
七五三で初穂料を用意する時のマナーとは
せっかくの子供の晴れ舞台である七五三、親の我々が間違って恥をかくことのないように準備を整えておきたいものです。初穂料のマナーにはどんなものがあるのでしょうか。
のし袋にはどんなペンを使って記入する?
筆や筆ペンを利用するのがベストです。
無い場合はサインペンでも良い様ですが、毛筆で記入するのが一般的です。
裏面に書く金額、住所は小さな文字で字数も多くなる為、細い筆ペンかサインペンを利用しましょう。
ボールペンの使用は避け、文字を間違った時には新しく書き直しましょう。
【御祝】と印刷されたのし袋は使っていい?
のし袋には色々種類があり、元々【御祝】と印刷されているものもありますね。
お祝い事なので七五三の初穂料にも利用していいものなのでしょうか?
その意味合いを知るとわかるのですが
【御祝】= 渡す相手の祝い事への祝儀
【初穂料】= ご祈祷を受けた事に対する代金
ということで、【御祝】が印刷されたのし袋は七五三の初穂料を納めるのに適していません。初穂料ののし袋を用意しましょう。
のし袋が無い場合はどうしよう!
白い封筒はありませんか?
のし、水引の印字が無いものでも、白い封筒に上記、のし袋への記入項目を同じ様に記入してお納めしてもなんの問題もありません。
のし袋にお金を入れる向きって決まってる?
のし袋の表側とお札の表側を合わせる様に入れます。
お札を出した時に、お札に描かれた肖像がすぐに顔を出す向きで入れましょう。
のし袋はのりで封をする?
のし袋にお金を入れたら、のり付けして封を閉じてしまうか、についてですが
上記でもあった様に、いまは初穂料を現金でお渡しする神社もあるほど
時代にあった合理化が進んでいる様です。
基本的には封をのり付けして閉じる必要はありません。
中身の確認がその場で必要な場合があるので、封は開けたままお渡ししましょう。
中に入れるお金は新札じゃないとダメ?
まっさらな新札でなければならない!
という絶対必須事項ではありません。あまりにもクシャクシャに折れ曲がっているものや破れている場合は避けます。
お子様の健康と感謝を願い神様に納めるものとして考えると、新札の方がご自身が清々しく感じるかもしれません。
七五三 初穂料のマナーについて 最後に・・
お子様にとっても親にとっても、三歳、五歳、七歳という特別な節目のとき。
間違いの無い様に、しっかりとした準備をしておきたいもの。
ですが、「絶対にこうでなくてはならない!」と過剰にマナーを重視するよりも、【お気持ち】が大事なんだそうです。
硬くなりすぎず、過ぎ去ってしまえば二度と味わうことのできない七五三。
お祝いと、感謝を忘れずに大切な日をお迎えください。
思い出に残る七五三になりますように、お祈り申し上げます!