出雲大社を初めて参拝される多くの方が、実は知らずにいる4つの鳥居。
それもそのはず。
出雲大社は第二の鳥居のことを『正門』とし、この第二の鳥居から参拝を始める方が多いのです。
もちろん、第二の鳥居から参拝をスタートしても問題はありませんが
ですよねw
電車、バス、車で出雲大社を目指した時、第一の鳥居を通り過ぎてしまうトラップについて。
この罠にはまらないための確実な方法!これで完璧に出雲大社の4つの鳥居をくぐることができる!それぞれの下車駅などをお伝えしていきます。
出雲大社には4つの鳥居がある
神社には鳥居がつきもの。
そのどっしりと構えた佇まいを見上げると、何か不思議なものを感じます。
それもそのはず
鳥居とは神社の内と外の境目に建ち、神様の御神域と人が住む世界を区別し尊ばれるもの。
出雲大社には拝殿に向かう道中、鳥居が4つ存在し、より深く神の領域へといざなわれるかの様です。
まずは、出雲大社の4つの鳥居について順番にお話ししておきます。
出雲大社 第一の鳥居
素材:石(鉄筋コンクリート)
大きさ:高さ23m
造営:1915年(大正4年)
出雲大社の鳥居の中で、圧倒的な大きさを誇る鳥居です。
ここから商店街(神門通り)の中を通って第二の鳥居を目指します。
出雲大社 第二の鳥居
素材:木(杉)
大きさ:高さ8.8m
造営:1968年(昭和43年)
出雲大社と書かれた石碑がどっしりと立ち、正門とされているため多くの方はここから参拝されます。
まさに、出雲大社の顔とも呼べる様な場所です。
出雲大社 第三の鳥居
素材:鉄
大きさ:高さ9m
造営:1978年(昭和53年)
松並木の参道の中にあり、別名「中の鳥居」「三の鳥居」とも呼ばれます。
松並木の参道の真ん中は木の根を保護するため人は立ち入らない様に注意しましょう。
出雲大社 第四の鳥居
素材:青銅
大きさ:高さ6m
造営:1666年(江戸時代中期)
4つの鳥居の中でも比較して小さな鳥居ですが、江戸時代から続く歴史を感じられます。
日本で最古の銅製の鳥居です。
素材が違うのも見どころです!
出雲大社 鳥居のくぐり方
出雲大社へ行く時
バスや電車、車などの乗り物を利用すると思いますが、主要な移動手段それぞれの『第一の鳥居を見逃さず全ての鳥居をくぐるための注意点』をお伝えしていきます。
まだ、どの乗り物で出雲大社へ行こうか決めていない場合
または
すでに、どの乗り物で出雲大社へ行くか決まっている場合でも
どうすれば見逃しやすい第一の鳥居をきちんと通ってから参拝ができるかの参考になさってください。
出雲大社への行き方 私鉄利用の場合
まずは【JR出雲市駅】から私鉄を使って出雲大社を目指す場合の注意点です。
(出雲大社へ参拝に訪れる際【JR出雲市駅を通過する】行き方)
JR出雲市駅からは、出雲大社の最寄まで“電車(私鉄)で移動する”を選んだとします。
〜例えばこんな場合〜
東京から出雲へ新幹線や特急を利用し、JR出雲市駅経由で出雲大社を目指すことにした
JR出雲市駅から電車(私鉄:一畑電鉄)を選んでみました。
すると、どうでしょう。
第一の鳥居の最寄駅は【出雲大社前駅】
私鉄を利用すると【出雲大社前駅】が第一の鳥居の最寄駅になります。
出雲大社への行き方 バス利用の場合
JR出雲市駅から出発のバス
次に【JR出雲市駅】からバス(一畑バス)を使って出雲大社を目指す場合の注意点です。
(出雲大社へ参拝に訪れる際【JR出雲市駅を通過する】行き方)
JR出雲市駅からは、出雲大社の最寄まで“バスで移動する”を選んだとします。
〜例えばこんな場合〜
東京から出雲へ新幹線や特急を利用し、JR出雲市駅経由で出雲大社を目指すことにした
JR出雲市駅からバス(一畑バス)を選んでみました。
すると、どうでしょう。
第一の鳥居、最寄りのバス停留所は【吉兆館前】
吉兆館前の停留所を降りずに進んでしまうと、どんどん出雲大社へ近づき
第一の鳥居を通り過ぎてしまった停留所『電鉄大社駅』や
第二の鳥居前の停留所『正門前』に運ばれてしまいます。
きちんと歩いてくぐりたい場合は、吉兆館前の停留所で下車しましょう!
出雲縁結び空港から出発のバス
次に【出雲縁結び空港】からバス(出雲大社への直行便バス)を使った場合の注意点です。
(出雲大社へ参拝に訪れる際【出雲縁結び空港を通過する】行き方)
空港から、出雲大社の最寄りまで“直行便のバスで移動する”を選んだとします。
〜例えばこんな場合〜
東京から出雲へ飛行機を利用し、空港からの直通バスで出雲大社を目指すことにした
出雲縁結び空港からバス(直行便)を選んでみました。
すると、どうでしょう。
第一の鳥居、最寄りのバス停留場は【電鉄大社駅】
空港からの直行便なので、路線バスの様に細かくバス停が無いため、第一の鳥居を過ぎた位置に降りることになります。
さらに付け加えると、この空港からの直行便バスは、バスの停留所の名前がちょっとややこしく感じるかもしれません。
『正門前』や『出雲大社』という停留所があり
『電鉄大社駅』のバス停を過ぎると、どんどん出雲大社へ近づき
第二の鳥居前の『正門前』停留所や
第二の鳥居すら通り越した『出雲大社』停留所に運ばれてしまいます。
下車するのは『電鉄大社駅』
そして、少し歩いて第一の鳥居まで戻る必要がありますね。
車利用の場合
次に車を使って出雲大社を目指す場合の注意点です。
(出雲大社へ参拝に訪れる際【マイカーやレンタカーを使用する】行き方)
こちらの場合は、車を止める駐車場選びに失敗しなければ確実に第一の鳥居の前から参拝をスタートさせられます。
第一の鳥居、手前にある駐車場は【大社ご縁広場】
(普通車184台、大型4台)
出雲大社、神楽殿の直ぐ近くなどにも駐車場が用意されていますが、そこからだと第一の鳥居までかなりの距離があります。
出雲大社の4つの鳥居をくぐるためのポイント まとめ
第一の鳥居をきちんと通って神様とのご縁を繋ぐために、重要なのは利用する交通手段によってそれぞれの降りる場所を先に把握しておくことでした。
今までのお話をまとめますと
〜JR出雲市駅経由〜
第一の鳥居からの最寄り駅は【出雲大社前駅】
(※第一の鳥居の中にあるので、鳥居まで戻る必要あり)
第一の鳥居からの最寄りバス停は【吉兆館前】
(※第一の鳥居の手前で下車が可能)
〜出雲縁結び空港経由〜
第一の鳥居からの最寄りバス停は【電鉄大社駅】
(※第一の鳥居の中にあるので、鳥居まで戻る必要あり)
〜車を利用〜
(※第一の鳥居の手前で停められる無料駐車場)
出雲大社を訪れる際の主要な移動手段別、第一の鳥居をくぐって参拝するための注意点でした。
第二の鳥居が出雲大社の正門とされ、その正門と第一の鳥居が離れていることや
バスの停留所の名前にまどわされてしまうこともあり、知らずに出かけると第一鳥居を通り過ぎてしまうのも無理ないですね。
また、出雲大社でご利益を最大限受け取る参拝方法についての記事もご用意していますので、よろしければご確認ください。
出雲大社は何の神様?ご縁のご利益をのがさない参拝の仕方
気持ちのいい参拝になりますよう、お祈り申し上げます!