出雲大社に参拝に行こうと計画を立てていた時、出雲大社以外にはどこに行こうかと探していて気になった神社がありました。
日御碕神社 読み方は(ひのみさきじんじゃ)
国から重要文化財と指定された朱色に彩られた『日本の夜を守る』とされる神社です。
日御碕神社の砂のお守りが凄い?
日御碕神社のお守りがネットで話題になっている・・・
もちろん神社の事前情報を調べてから参拝に行った方が有意義なので
・御祭神
・参拝の御利益
・場所
くらいは調べて行ったのですが
どの神社への参拝でも、よっぽどでない限りお守りを授与いただくことのない私は、お守りのことは気にもとめていませんでした。
たまたま出会った地元の方から
というお話しを聞き
日御碕神社の参拝を終えて帰ってきた後になって、初めてお守りについて調べてみました。
お守りのことをお伝えしていく前に
ご存知ない方がいらっしゃるかもしれないので、先に日御碕神社が何の神様なのかと参拝の御利益をお伝えしておきます。
日御碕神社の御祭神
天照大御神 アマテラスオオミカミ
素戔嗚尊 スサノオノミコト
日御碕神社に祀られた神様の神話は
こちらの記事
伊勢神宮参拝前に知っておきたい神話(古事記にでてくる神様はここにいた!)
出雲大社 参拝前に知っておきたい神話(スサノオ物語)
でご紹介しています。
神話をご存知ない場合は、祀られた神様の物語をぜひご確認下さい。
そして、日御碕神社にはこの様な記載もあります。
総本宮とは、祭神の根源とされる神社のこと。
確かに、これを聞いただけでもお守りの期待度が高まってきます。
日御碕神社のご利益
アマテラス、スサノオという姉弟神が祀られた日御碕神社参拝のご利益は
- 商売繁盛
- 火防守護
- 家運隆盛
- 金運招福
- 諸願成就
- 安産祈願
- 五穀豊穣
- 縁結び
など。
また、厄除けのご利益も有名で、海が近いことから海上安全としてのご利益も強いと言われています。
日御碕神社 砂のお守り ご利益
地元の方から伺った話によると、そのご利益は
というもの。
そして、お話くださっている方の実体験によると
と言います。(しかも何度も)
実際に日御碕神社が砂のお守りについて記した説明文にはこう書かれていました。
日御碕神社の「御神砂」について
日御碕神社の「お砂」は古来、出雲屋敷と申す地鎮際の鎭めものとして用い、神社敷地と同じ清らかな屋敷になるよう、お清めとして使う「お砂」でありますが、昭和四十年に群馬県の堀田康二氏が新店舗の地鎮際の為「お砂」を戴き、たまたま交通事故で医師から見放された友人に塗り付けたところ一命を取り留め、しかも全快従前どうりの運転手の仕事ができるようになり、その他交通安全、車酔止め、悪霊退散等不思議な奇跡体験者が多数となり関東を中心に御神砂報賽会が結成され昭和四十九年日御碕神社境内に「御神砂の碑」が建立されました。
日御碕神社社務所
この様に、日御碕神社にある「御神砂」は大変ご利益の強いお守りとして崇められる様になったのだそうです。
日御碕神社の御朱印や見どころ
ここまでのお話で「日御碕神社のお守りが凄い!」とわかって、神社へ行く目的が『お守りが欲しい!!ただそれだけ!』となるかもしれませんが、日御碕神社の見どころは色々あるのでご紹介したいと思います。
日御碕神社 建造物
時代は桃山
江戸幕府3代将軍、徳川家光の命により1644年に完成した日御碕神社の神殿は国の重要文化財に指定されています。
神の宮(上の宮)に、素戔嗚尊
日沈宮(下の宮)に、天照大御神
この二柱の神の祀っている本殿から始まり、幣殿、拝殿、玉垣、禊所、廻廊、楼門など全てが美しい朱色に彩られています。
「まるで竜宮城のようだ」
という感想を持つ方も多い、この日御碕神社。
と、当然の様に言っていました。
ほんとに??浦島太郎の??
海に近い日御碕神社。
実際に近くには海底遺跡があり、亀の形をした岩が発見されています。
彫刻アレコレ
境内の社殿を見上げると蟇股と呼ばれる部分に様々な彫刻が見られます。
ここに掘られているのは伝説の生き物(龍とか)や動物、草花など色々で、同じデザインは1つも無く、全てが違う柄に彫り込まれています。
(↑上記画像に彫られているのは・・大根ですね)
中には、日光東照宮を思わせる、見ざる言わざる聞かざるの三猿も。
ぜひ色々見て、あなたのお気に入りを見つけてみては?
日沈宮の妻飾り
日没宮の本殿を右の高台に登って横から見てみると?
妻部分に<星><太陽><月>を表す彫刻があります。
<星>はスサノオ
<太陽>はアマテラス
<月>はツクヨミ
この3姉弟を表していると言われています。
いらっしゃった〜!!
月読神社への参拝は、トレッキングシューズがあった方がいいレベルのちょっとした山登りになるそうです。
ウミネコの繁殖地 経島(ふみしま)
日御碕神社の沖合にある無人島の経島は、春から初夏にかけてウミネコが子育てにやってきます。
この島は人が立ち入ることができない禁足地です。
年に一度
8月7日の神幸神事の時のみ、日御碕神社の神職者だけが経島に渡り祈りを捧げます。
ゾワッ(鳥肌)
神話ロマン!キタコレ
経島のある海岸沿いは夕日の絶景ポイントでもあります。
太陽神アマテラスが真っ赤な夕日へと姿を変えて経島や日御碕神社を照らしている様子は言葉にならないほどの絶景です。
夕日の時間に足を運ばれても良いですね!
日御碕神社の御朱印
神社の参拝の証にいただく御朱印、日御碕神社のものはこちらです。
日御碕神社の御朱印受付時間は御守所が開いている
8:30〜16:55まで
日御碕神社へのアクセス
日御碕神社 基本情報
住所:出雲市大社町日御碕455
電話:0853-54-5261
社務所営業時間 8:30~16:55
日御碕神社への行き方 主要な3つをご紹介します。
バスで行く
日御碕神社へバスでの行き方です。
●JR出雲市駅より(乗車時間約60分)
[JR出雲市駅 ①番のりば]発→[日御碕]下車
●出雲大社より(乗車時間約約20分)
[出雲大社連絡所]発→[日御碕]下車
バス停マップ(一畑バス)
時刻表もこちらのサイトからご確認いただけます。
タクシーで行く
JR出雲市駅からタクシーを使って日御碕神社まで向かうと18.6キロほどの距離。
移動の所要時間は約35分〜
※グーグルマップ参照
車で行く
マイカーやレンタカーなどで向かう場合、日御碕神社に駐車場があるので停められます。
※こちらの記事でお伝えしている情報は2020年3月のものです。
行くタイミングなどで色々変化があると思います、あらかじめご了承お願いいたします。
日御碕神社に行ってみて さいごに・・
日本の重要文化財に指定されている日御碕神社。
参拝の際には色々見どころも満載!ということで、所要時間は30分〜が目安になるかと思います。
島根といえば、『出雲大社』というイメージが強いのですが、日御碕神社の御祭神は出雲大社の御祭神の“親神様”にあたる神様なので一緒にお参りするのが良いと言われています。(出雲大社よりも格が上に当たるとも)
で、砂のお守りが気になって調べまくった私はというと・・
旅行中、日をまたいで朝イチで、日御碕神社に2回目の参拝に出向き、御神砂のお守りを授与いただいてきました。
お守り授与所に並んで置いてあり、あっさり授与いただくことができました。
人気すぎて手に入らないこともあるという由緒ただしき清めの神砂。
初穂料は一体500円でした。
とってもご利益が強いお守りですが注意点もあるようで・・
これだけ有名になると、お土産に買っていきたい!と思ったり、誰かから買ってきてと頼まれたりする場合もあるかもしれません。
ですが、それだと効力が無くなって意味がない(というようなニュアンス)とのことを聞きました。
ともおっしゃっていました。
自分で調べただけでは知り得なかったことが、旅行の道中で地元の方との良縁があったおかげで面白いお話がかなりたくさん聞けて(ここには敢えて載せませんが、神様のお話が盛りだくさんw)
なかなか手に入らないという日御碕神社の御神砂を手に入れるきっかけを与えていただき感謝です。
神話や昔話、おとぎ話が『確かに、これは本当に神様いるよね』と真剣に感じることができる不思議な場所であり
観光気分だけじゃなく、ミーハーだけでもなく、感謝をお伝えしに毎日参拝に行きたくなるような、そんな素晴らしい神社でした。
今度は月読神社さんにも!
「日御碕神社は言わないと出してもらえない“スサノオの砂のお守り”があるよ」