お世話になった方へ贈りたい、夏ギフトのお中元。
昔からある風習ですが、マナーが色々あるのをご存知でしょうか?
ちょっとよくわかりません!
お中元の金額にマナーはあるの?
お中元は日頃からお世話になっている方へ、1年の上半期の感謝をお伝えする贈り物となります。
金額、相場は贈り物を渡すお相手にもより異なりますが、3,000円から5,000円程度が目安となります。
渡す間柄 | 金額相場 |
---|---|
両親 | 3,000円から5,000円 |
義実家 | 3,000円から5,000円 |
親戚 | 3,000円から5,000円 |
会社の上司 | 5,000円 |
仲人 | 5,000円 |
取引先企業 | 5,000円から10,000円 |
習い事の先生 | 3,000円 |
恩師 | 5,000円 |
友人 | 3,000円から5,000円 |
お中元は一度渡して終わりではなく、毎年続けてお渡しすることがマナーとなります。
(仲人さんの場合は、3年贈り続けるのが一般的です。)
途中で金額を変更(特に値段を下げる)することは失礼にあたりますので、最初にご自身で決めた金額を毎年守ります。
お中元の贈り物にマナーはあるの?
お中元ギフト 避けるべきもの
ネガティブなことを連想させるという意味合いでお中元には避けたい贈り物があります。
◇刃物
↓
縁を切る、断ち切るという意味合い
◇櫛
↓
苦と死を連想させる
◇靴、スリッパ、マット
↓
踏みつける、足蹴にする
◇ハンカチ
↓
漢字書くと手巾(てぎれ)とも読めるため、もう会いたくないという意味合い
◇筆記用具、時計
↓
もっと勉強に励むようにという意味合い(上から目線)
その他、目上の人に現金やギフト券(金券)を贈ることは原則タブーです。
お金を渡す=「お金に困っている」という連想があるため、失礼に当たるので気を付けましょう。
また、冷凍品、冷蔵品は保存場所の問題(受け取り後に放置ができない)があるので、受取人へ先に確認をするなどの配慮をする必要があります。
お中元 人気のギフトは?
これを渡せばテッパン!
と言われるようなお中元の夏ギフトはこのようなものがあります。
- 季節のフルーツ
- ハム・ソ-セージ
- ジュース
- コーヒー
- そうめん
- 缶詰・瓶詰セット
- ゼリー
- 焼き菓子・和菓子
など。
自分では普段あまり買わない様なちょっと高級なハム
味が飲み比べできるような、ドリンクの詰め合わせ
夏の暑い日に重宝するそうめん、うどんはまさにテッパン中のテッパンです。
夏に清涼感を与えるゼリーや、日持ちのするお菓子も人気。
贈る相手の好みがわかっているのであれば楽ですが、そうではない場合はテッパンの中からチョイスしたり、相手の家族構成を考えて喜ばれる夏ギフトをチョイスしましょう。
愛猫家、愛犬家の方に【おちゅーる元】(ちゅーるの詰め合わせ)っていうのも可愛らしくていいですね!
(※期間限定・数量限定、猫ちゃん、わんちゃんを模したのし付
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お中元を通販するときマナーはあるの?
お中元は本来であれば直接お伺いして、お互いの顔を合わせてご挨拶、感謝を伝えてギフトをお渡しするのが理想の形ですが、近年は距離的、時間的問題などで宅配が主流となりつつあります。
そんな時、便利なのが通販サイトで贈答品を選び、直接お届け先まで配送してもらう手段です。
この場合、手紙やハガキなどに日頃の感謝を記して、先に相手宅に挨拶状をお送りするか、通販サイトで選んだ贈答品の中にメッセージカードとしてメッセージを同梱してもらうように手配しましょう。
感謝を伝えたい相手に、ご挨拶なくして品物だけをお送りするのは失礼にあたるため(察してはいただけると思いますが・・)日頃の感謝の言葉を記したり、特にフルーツなどの生ものや冷蔵品、冷凍品を発送する場合などは到着日を事前にお知らせしておくのがマナーです。
また、お中元は今後も良好な関係性を続けるという意味合いで[花結びの水引]が付いたのしをかけます。
通販で注文する際も、お中元のしをかけてもらうことをお忘れないようご注意ください。
(環境に配慮したエコな包装や、短冊のしを利用する場合もあります)
お中元のマナーについて 最後に・・
お中元の金額、贈答品の選び方、通販する際に気を付けることを見てきました。
金額や、品物の選び方としては決して自分よがりではなく、相手にとって心地よく喜んでもらえる範囲で考えることが大切です。
夏の時期に毎年感謝を込めた気持ちが伝わる風習、お中元。
できるだけ先方が喜んでくださる様心がけ、どんなものがお好きなのか日頃からリサーチしておくことも重要ですね。
早めに物色して決めたいと思います。